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カテゴリ:DVD( 29 )
茶の味
c0073405_933447.jpg<キャスト>
坂野真弥
浅野忠信(「鮫肌男と桃尻女」)
我修院達也 (「PART7」)
土屋アンナ (「下妻物語」)
佐藤貴広
三浦友和
手塚理美
中嶋朋子
和久井映見
武田真治
etc …


<スタッフ>
監督・原作・脚本・編集:石井克人
(「鮫肌男と桃尻女」)
音楽:リトルテンポ
製作年:2003年/製作国:日本
カラー/2時間23分

<採点>
82点

<ストーリー>
山間の小さな町に住む春野一家。春野家の家族は皆、他人には言えないモヤモヤを心に抱えている。内気な長男、ハジメ(佐藤貴広)は転校生のアオイ(土屋アンナ)に一目ぼれ。妹、幸子(坂野真弥)の葛藤は、ときどき巨大な分身が勝手に出現することだった。専業主婦の母親、美子(手塚理美)は、アニメーターにい現場復帰するため奮闘中。父ノブオ(三浦友和)はそんな妻に取り残された感じの片田舎の催眠治療士。いつも自由な変人オジイ、アキラ(我衆院達也)。元カノにヒトコト言えずに、橋の上を行ったり来たりの叔父さんアヤノ(浅野忠信)。皆どこかヘン、だけど愛おしい春野一家のピースな物語!

<感想>
これはもー、サイコーですね!とにかく面白い面白い♪クスっと笑い、涙も誘う。キャラ設定、俳優さん達もそれぞれいい味が出ています。あーー、とてもいい映画だった☆
それぞれ人間の持っている、他人には見せれない少しおかしい部分を、とてもうまく笑いとして表現していますね。それがおかしくって、かなり笑わさせてもらいました。ユーモラスでいて、ハートフル。鑑賞後は、暖かい気持ちになれますよ~。
それにしても石井監督作品は、キャストが抜群ですね。
節々に入るナレーション。これは誰だろう?いい声だなぁ~なんて思っていたら、和久井映見さんでびっくり。何だかとてもいい感じだったから。

全体的にいいシーンが盛りだくさんなんですけど、中でも3っほど、大好きなシーンがありました。
一つ目は、アヤノ(浅野忠信)が元カノのアキラ(中嶋朋子)と会話するシーン。二人の演技がすごく自然で、良かったですね。浅野忠信さんは、とても映画栄えする人ですよね。彼の自然な演技が好きです。その、元カノとのどこか気まずそうなぎこちない二人の会話を、ずっと聞いていたいと思いましたねぇ。いいシーンです。
二つ目は歌です。コレは見ればどれを言っているのかわかります。とにかく良くも悪くも印象が強い(笑)あの歌が耳から離れないです。「やーまよ! 山よ、やーまよ! 山は生ーきーてーいーるー♪」ってそれだけの歌詞に、訳のわからんダンス。かなり面白かったです。
三つ目は、最後の方ですが、アキラ(我衆院達也)の書いた画帳ですね。幸せの涙が止まりませんでした。このシーンでもそうでしたが、みんな演技が自然なんですよね。変にセリフを誇張・強調したりせず。本当にありそうなセリフを使っています。それがとても良かったんです☆

夢や恋。生きていくことの色んなテーマを盛り込み、それぞれの心のモヤモヤがゆっくりと穏やかに収束していきます。そして、家族の共通の想いは、夕焼けの下でつながっていく…

日本映画は、やっぱりいいですね!!
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by amaki_ichigo | 2005-05-03 09:14 | DVD
砂と霧の家
c0073405_717047.jpg<キャスト>
ジェニファー・コネリー
(「ビューティフル・マインド」)
ベン・キングスレー (「ガンジー」)

<スタッフ>
監督:ヴァディム・パールマン
音楽:ジェームズ・ホーナー(「タイタニック」)
原作:アンドレ・デビュース
製作年:2003年/製作国:アメリカ
カラー/2時間6分

世界の映画賞 全9部門受賞17部門ノミネート
2004年アカデミー賞3部門ノミネート
2004年ゴールデン・グローブ賞ノミネート

<採点>
74点

<ストーリー>
夫と別れて落ち込んでた生活をしていたキャシーは、政府の手違いで父の遺産である家が競売物件となり、没収されてしまった。その家は、政変で祖国を追われた元大佐一家のものとなってしまっう。キャシーは家族の思い出がつまる家を取り戻そうとするが、ベラーニ大佐もまたこの家に最後の希望をかけていた。

<感想>
うう、哀しい。胸がグゥーっと、締め付けられるような衝動にかられました。 「24g」という映画を分かりやすくした感じの映画ですね。命の重さや軽さが伝わってきます。
哀しみが哀しみを連れてくる。幸せを求めたが為に何よりの不幸が訪れる…キャシーとベラーニのどちらの言い分も正しいので、どちらかに感情移入というより、第三者の目で、どちらにも感情移入といった感じでしょうか。それを二人が見事に演じていますね。僕的には、どちらにも。というより、どちらかに感情移入できればよかったのになと思いました。

冷静に見てしまうと、銃に関しての描写が無理やりな感じはしました。なので、それはさておき僕なりの感想、というよりこの映画を見て思ったことを書きます。
それは人生は突然の不幸がやってくるという事。近日の脱線事故もそうですが…それはあまりに痛く、切ない。
僕らが意地になって守ってきたものが、結局は一番大切なものを見落とすことにつながっている可能性もあるんですね。それに、哀しみのどん底で拒絶されることは、人生の最後の希望を否定された事と同等だという事。譲り合いの心の大切さ、僕らの本当に大切にしなくちゃいけないもの、今一度よく考えなくちゃいけないと思いました。

最後のシーンの「ここはあなたの家?」
と聞かれるシーンが、いい意味で印象的でした。
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by amaki_ichigo | 2005-05-02 07:17 | DVD
24 -TWENTY FOUR- シーズン2
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<キャスト>
キーファー・サザーランド(「テイキング・ライブス」)
デニス・ヘイスバート(「メジャー・リーグ」)
エリシャ・カスバート(「The Girl Next Door」)

<スタッフ>
監督:イアン・トイントン
原案・脚本:ジョエル・サーナウ
製作年:2003年/製作国:アメリカ
カラー/約24時間?

2003年 エミー賞10部門ノミネート
音楽賞/編集賞 受賞

<採点>
79点

<ストーリー>
悪魔のような大統領予備選挙から一年半後、大統領となったパーマーのもとに「L.Aが核の標的になっている」という情報が届く。しかも、核爆弾は今日、L.Aのどこかで爆発するという。その頃ジャックはCTUを休職し、荒れた生活を送っていた。一旦はCTUからの協力要請を断ったジャックだったが、テロ防止のため再び立ち上がる決意を固める。
同じ頃、ワーナー・エンタープライズのオーナーの長女ケイトは、妹マリーの結婚式当日に、婚約者のレザーがテロリストと関係しているという情報を得る。確たる証拠を掴むためにに動き始めるケイト。
思わぬところから始まった2つの事件が、予想もしなかった展開を見せることとなる。L.A市民の忘れられない1日が再び始まる・・・。

<感想>
言わずと知れた、TWENTY FOUR。普通にかなり面白いですね。ほぼ、リアルタイムで進む、今までにない斬新なアイデア。しかもこれほどの脚本を、絶妙にまとめあげている。
レンタルを12本しなくちゃいけないというネックもあるけど、始めの1本を借りたら、もう借りる借りる。1話が45分くらいなのかな?だから見やすい。ストーリーもドキドキするし、目が離せないから、3本借りてきてもあっという間に見てしまう。

とにかくね、おすすめです。まだの人はシーズン1から。いきなり2見るより断然いいから。ていうか、絶対1から見たほうがいいですね。2からだと、話分からないもん。誰これ?ってなるから。んでもって、僕は2の方が良かったです。泣かせるシーンもあって、ハラハラしたり、え!?って思ったり、とにかく飽きさせない展開で、終始心をつかまされました。

僕の親や兄貴も見ていて、「早く借りてこい」と何度も催促されました (笑) 誰が敵か味方かも分からない。そういったのがたくさんあるから、ある意味多少のネタバレも大丈夫かもしれない。

最後に、僕がもし主人公のジャックだったら、絶対生きてないですね。いろんな意味で…
なによりこんなに忙しかったら、僕なら順調にいっても4話目くらいで、ぶっ倒れますよ (笑) 
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by amaki_ichigo | 2005-05-01 04:36 | DVD
マルティナは海
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レオノール・ワトリング
(「トーク・トゥー・ハー」)
ジョルディ・モリャ (「ブロウ」)

<スタッフ>
監督:ビガス・ルナ(「ハモンハモン」)
製作:アンドレス・ビセンテ・ゴメス 
製作年:2001年/製作国:スペイン
カラー/1時間40分


<採点>
51点

<ストーリー>
地中海沿岸の小さな町。カフェで働く美しい娘マルティナと、赴任してきたばかりの文学教師ウリセス。2人は激しい恋に落ちるが、ウリセスの突然の失踪により、愛の日々は突然の終わりを迎える。数年後、町の有力者と再婚し、平穏な生活を取り戻したマルティナの前に死んだはずのウリセスが現れ…。

<感想>
なんじゃこのストーリーは??って映画でした。無理やりだし、話ポンポン飛ぶし、わがまま全快な男と女だし、ひさしぶりに全然面白くありませんでした~。
「トーク・トゥー・ハー」で好きになった、レオノール・ワトリング主演という事で借りたんですけど、この監督はただただ彼女の裸が見たかっただけなんじゃないの?って思ったほど、ストーリーが駄目でしたね。彼女の美しい裸体が見たい人なら、80点だと思うけど w 
それ以外の方は、見なくてもいいと思いました w
この映画はさておき、惜しみも無く裸をさらけ出す勇気や体当たり根性、注目の女優さんですね。
って事でハダカハダカという言葉がたくさん出てきたけど、それ以外印象に残んなかったんですよね~。とまぁ、そういう事で裸が見れただけでも良かったという事にしておこう。
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by amaki_ichigo | 2005-04-07 07:47 | DVD
列車に乗った男
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<キャスト>
ジャン・ロシュフォール(「髪結いの亭主」)
ジョニー・アリディー(「クリムゾン・リバー2/黙示録の天使たち」)

<スタッフ>
監督:パトリス・ルコント(「髪結いの亭主」)
音楽:パスカル・エスティーヴ(「イヴォンヌの香り」)
製作年:2002年/製作国:フランス
カラー/1時間30分

<採点>
77点

<ストーリー>
当て所もない旅を続ける訳あり中年男ミランは、フランスの小さな田舎町に降り立つ。ところがシーズンオフでホテルが開いていなかったため、偶然立ち寄った薬屋で出会った老人マネスキエの家に泊めてもらうことにする。自由奔放に好き勝手な人生を歩んできたミランと一度も街から出たことのない孤独な大学教授マネスキエ。何の接点もない2人の男が偶然に出会い、語り合ううちに、奇妙な友情が芽生えていく。やがて2人はそれぞれの人生を入れ替えられたらと思うようになる。

<感想>
基本的にルコント監督は好きですね。世界観がとても綺麗で、ストーリーにもすごく引き込まれてしまう。フランス映画が好きなら、とりあえずルコント作品を見て欲しいですね。
で、内容はというと。偶然出会った二人がその出会いを通して、叶わなかった別の人生を歩んでいくんですけど、この作品を友情でくくってしまうには、安易だと思う。きっと、もっと深いところにある、シンプルなものなんじゃないかな。深くてシンプルで、ってどっちやねん!て話ですよね w でも、うまく一言で片付けれないんです。

ラストには不服な人が多いみたいだけど、僕的には素晴らしかった。人それぞれ解釈も違うみたいです。重く感じたり、軽く思えたりね。悲しいのか、幸せなのか分かりにくいかもしれません。少し考えさせられます。だけど、僕はこれは絶対的幸せだろっと思いました。

この映画でいうと、人生はパズルのようなもの。1つずつ色んな思いを込めたピースをはめていき、最後のピースをはめると、そこですべてが終わる。でもね、最後には出来上がったパズルを引っくり返すんです。素晴らしいのは、バラバラになったピースに、同じものなんてないんですよね。そして、また新しいパズルを買いにいく。それが、第二の人生なのかもしれませんね。う~ん、ちょっと意味が分かりにくいかなぁ。
僕のパズルはまだまだ未完成で、色んな思い出や感情や経験を集めていってる途中なんだけど、最後のピースが近づくにつれ、うっすらと完成形が見えてきてしまうと、この映画の彼らのように考えるのかもしれないです。それは必ずしも悲しい事ではないと思う。とにかく、いい映画でした。
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by amaki_ichigo | 2005-03-26 19:03 | DVD
スイミング・プール
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シャーロット・ランプリング(「まぼろし」)
リュディヴィーヌ・サニエ (「8人の女たち」)
チャールズ・ダンス
(「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」)

<スタッフ>
監督・脚本:フランソワ・オゾン
(「8人の女たち」)
製作:オリヴィエ・デルボス/マルク・ミソニエ

製作年:2003年/製作国:フランス
カラー/1時間43分

<採点>
70~77点

<ストーリー>
ある夏の日、イギリスの女流ミステリー作家サラは、出版社社長の薦めで彼の南仏の別荘に出かける。プール付きの明るい別荘で、創作に取り掛かろうとすると突然、社長の娘と名乗るジュリーが現れる。自由奔放に振る舞うジュリーに苛立ちながらも、その溢れる若さと美しさに、作家の性と本能を刺激され、彼女から目が離せないサラ。二人の関係が、反発から共鳴へ変わろうとした時、スイミング・プールで謎の殺人事件が起こる・・・。

<感想>
点数を付けるのが難しい映画です。ミステリーと思っていたけど、ちょっと違いますね。鑑賞後は「??」です。謎が最後に解けるってわけでもなく、余計に謎が深まるって感じです。こういった作品は、感想が難しいですね~。
一体どういう事なのか気になるけど、答えがない。
ガイ・ピアース主演の「メメント」を見たときと、似た感じ。口があんぐりです。ネットでついつい真相を検索したくなりますね。でも、はっきりと分からない。色々自分で考えてみる。好きな人は大好きな映画です。淡々と流れていくんですが、少し不思議な撮影方法が、美しい映像と混じあっていて、嫌味なく、ストレスなく見れると思います。
あと、リュディヴィーヌ・サニエの裸のシーンがたくさんあったけど、綺麗で見る価値ありですね~。「8人の女たち」では、少女という感じだったんですが、すっかり見違えました。女は変わるってやつですね。魅力的でセクシーで、びっくり!! 




とりあえず、僕なりの見解を書きます。ネタバレなので、見た人だけ見て欲しい。まだなのに、見てしまったら、全然面白くなくなっちゃうかもしれないからね。とにかく、ネタバレですので!
他のレビューを見てもそうだったけど、ジュリーはサラが作り上げた、理想の人物で、実際には存在しない。劇中にも、伏線はありますね。電話にでても、ツーツーだったり。うまくいかない恋に対して(出版社の男との恋)理想の自分を作り出したのかな?
それとも、いきずまった作家の、空想かな? その場合、空想していたのはジュリーだけで、喫茶店の店主は、実際に殺害していたと思います。それもこれも、いい小説を書くために。
そして、すべては、サラの出版社の男に対する、やきもちだったんじゃないかなと思いました。僕は最後の手を振り合っているシーンで、恐ろしくって寒気がしました。「いやー、サラ。あなた怖いよ」と。サラの表情は終始良かったですね。この映画は、狂った人間ってのが、1つのテーマになってると思いました。理想と現実の区別がつかないって脅威です。
考えても全然わからないのは、ジュリーのお腹の傷。それに、ジュリーの母親の話をした時の、庭師の娘の挙動不審ぶり。庭師の娘も想像なのかな?
ん~、、なんの為の傷だろう? サラのお腹には傷がなかったと思うし、ジュリーがサラの作りあげた人物なら、どこか矛盾してますよね。サラの母親がジュリーとか? 昔サラが母親を刺し殺して…無理やりですね。

と、なんだかんだいっても答えがないので、疑問や自分なりの答えは、後から後から湧いてきては、去っていくので、ここいらが限界です。何度か見てみるのもいいのかもしれませんね。
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by amaki_ichigo | 2005-03-21 07:03 | DVD
パッション
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<キャスト>
ジム・カヴィーゼル(「シン・レッド・ライン」)
モニカ・ベルッチ(「マトリックス リローデッド」)
マヤ・モルゲンステルン(「ユリシーズの瞳」)

<スタッフ>
監督:メル・ギブソン(「ブレイブハート」アカデミー賞受賞)
製作:メル・ギブソン、ブルース・デイヴィ 、スティーヴン・マクヴィーティ
製作総指揮:エンゾ・システィ
共同脚本:ベネディクト・フィッツジェラルド、メル・ギブソン
製作年:2004年/製作国:アメリカ
カラー/2時間07分

<採点>
60点

<ストーリー>
イエス・キリストの最後の12時間と復活の物語。紀元前1世紀のエルサレム。十二使徒の1人であるユダの裏切りによって大司祭カイアファの兵に捕らえられたイエスは、救世主を主張する冒涜者として拷問され始める。

<感想>
上映当時から話題作で、見てみたいなと思っていた映画の1つです。映画自体の作りはすばらしいものなのかもしれません、だけど僕にはちょっと、とっつけなかったです…途中で何度も見るのをやめようと思いました。
とにかく拷問の描写が激しくて、僕にとっても拷問な二時間でした。まず、予備知識がないので、拷問シーンに目がいってしまうんですよね。処刑される意味もあまりわからなかったです。聖書などを読んでいたら違った見方ができたのかもしれませんね。
とにかく、僕は後味の悪い映画も好きなんですが、これはちょっと無理でした。妙に現実感があったので、とにかく辛かったです。

怖いと思ったのは人間ですね。鞭でなぶって、高らかに笑いあう集団。徒党を組んで、一人の無抵抗の人間を拷問する。悪い言い方だけど、すごく胸くそ悪かった…でも、こういった群集心理ってのは、現代人にも通ずるところがあると思うので、その醜さや愚かさや怖さなど、胸に伝わってくるものはありました。

この映画は賛否両論わかれるんでしょうね。とりあえず僕にとっては良くも悪くも、衝撃作でした。後々残りそうな映画ですが、二度と見ないと思います。気になったのは、R指定がなかったような気がするんですが、こんなの子供に見せていいんでしょうか?
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by amaki_ichigo | 2005-03-19 20:14 | DVD
キッチン・ストーリー
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<キャスト>
ヨアキム・カルメイヤー(「Lars l Porten」)
トーマス・ノールストローム(「The Hunters」)

<スタッフ>
監督・製作・脚本:ベント・ハーメル(「卵の番人」)
音楽:ハンス・マティーセン
製作年:2003年/製作国:ノルウェー・スウェーデン
カラー/1時間35分


<採点>
79点

<ストーリー>
1950年代初頭の北欧。ノルウェーの田舎に住む、年老いたひとり暮らしの男の元へ、スウェーデンの「家庭研究所」から調査員がやってくる。
調査の目的は、”独身男性の台所での行動パターン”を観察するためだ。台所の隅に、男を見下ろす奇妙な監視台が設置される。
調査される男と調査員の間には、「お互い会話にしてはならない」「いかなる交流ももってはいけない」などのルールが決められていた。最初は気を許さないふたりだったが、観察生活が続くうちに、男の生活に少しずつ変化が生まれてゆく・・・。

<感想>
「いい映画に出会えた」話の途中で、そう思いました。こういうの、好きな系なんですよね。なんていうか、淡々としたスローライフ映画が。
老人と、中年男がのんびりと友情を育んでいくんですけど、これがお二人ともはまっていて仕草や表情や行動が、微笑ましくて、なんだか可愛いんです。
静かで暖かくて、笑いのスパイスも忘れずに、色んな思いを含んで幕をとじてゆく。良かったです。ドアの開く音・監視台を上る音・歩いて床がきしむ音・雪を踏みしめる音、そんな些細な日常の音が、1つのアクセントとして、この映画を引き立たせてるかもしれないですね。
とりあえず、買いたいDVDリストに加えられましたね。話自体もあるようで、ないような感じですよね。自分のお家のキッチンで、見知らぬ男が高い位置から監視しているんですから w  

歳を重ねるにつれ、親友というのは作りにくくなっていくのかもしれません。今いる友達だけで十分だって気持ちがあるかもしれないし。今更…って思ってしまったり。新しい友人が出来ても、深くならなかったり、少し壁をつくってしまったり。きっと、そういう事ってあると思うんですよね。
やっぱり、連れ添った月日が長くって、過去の出来事も知っていて、自分の事を誰より分かってくれる。それは本当に大切な親友です。この先もずっと、そんな関係を続けていきたいです。そんな友達って、きっと何よりの宝物的存在なんだろうなと思います。
だけど、月日だけが問題じゃないんですよね。友達って年齢なんて関係ない。この映画を見て、気付かされました。突然なんらかの運命で、感覚的に、言葉のいらない友が出来る。ありきたりのような奇跡。そんなものをこの先の人生で、しっかりとつかんでいきたいなぁと思いました。

いつまでも胸にそんな感情を残し、ゆっくりとゆくっりと…
それも、1つの幸せの形だと思いました。
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by amaki_ichigo | 2005-03-12 01:34 | DVD
白いカラス
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<キャスト>
ニコール・キッドマン (「めぐりあう時間たち」)
アンソニー・ホプキンス (「レッド・ドラゴン」)
エド・ハリス (「ビューティフル・マインド」)

<スタッフ>
監督:ロバート・ベントン(「クレイマー・クレイマー」)
製作:ゲイリー・ルチェッシ(「ミリオンダラー・ベイビー」) 
音楽:レイチェル・ポートマン(「スモーク」)
原作:フィリップ・ロス(「ヒューマン・ステイン」)
製作年:2003年/製作国:アメリカ
カラー/1時間46分


<採点>
74点

<ストーリー>
1998年、米マサチューセッツ州。名門アテナ大学の学部長コールマンは、ユダヤ人初の権威ある古典教授だった。だがある日の講義中に発した“スプーク”という一言が黒人学生への差別発言として波紋を呼び、辞職に追い込まれる。更にはこれにショックを受けた妻が間もなく亡くなってしまう。
それ以来、怒りと失意の日々を送るコールマン。そんな彼はある時、フォーニアという若い掃除婦と出会い、恋に落ちる。夫の暴力から逃げている彼女は辛い過去を背負っていた。やがて、コールマンは妻にさえひた隠しにしていたある秘密を彼女に打ち明けようと決意する。

<感想>
テーマは重いですね。こういった映画ばかり見ていると息がつまるけど、たまには見るべきかもしれません。ただ、人種差別やドメステッィク・バイオレンスなど、他にも色んなテーマが盛り込まれてるのに、人種差別以外あまり印象に残らなかったです。
登場人物に無理やり不幸を背負わしたような感じですね。人種差別だけに重点を置いた方が、見る側も、何がいいたいのか?ってのを理解しやすかったんじゃないかな?

「白いカラス」という邦題はうまいですね。原題は「THE HUMAN STAIN」。人間の傷という意味です。きっと原作を読んでみると、もっといいのかもしれません。
二コール・キッドマンの演技は「めぐりあう時間たち」の方が、断然よかった気もしました。

人それぞれ、どこでどんな荷物を背負うことになるのか分かりません。生まれながらだったり、生きていく過程でだったり、突然の事故だったり…
そこで、その荷物をどうするか。この映画は結局そんなことを言いたかったのかな? 人種差別は深刻な問題だけど、差別する側だけでなく、される側にもその痛みを増強する心があるんだなと。人間は、悲しみをさらに悲しみに追い込む時があって、それが色んなトラウマになったり、心が臆病になっていったりと、さらに問題を抱えていくんですね。
悲しみは量れない。だけど、1人抱え込むのはやっぱり切ない。僕らには、痛みを分け合える恋人や家族や友人が必要なんですね。
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by amaki_ichigo | 2005-03-08 07:58 | DVD