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キッチン・ストーリー
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<キャスト>
ヨアキム・カルメイヤー(「Lars l Porten」)
トーマス・ノールストローム(「The Hunters」)

<スタッフ>
監督・製作・脚本:ベント・ハーメル(「卵の番人」)
音楽:ハンス・マティーセン
製作年:2003年/製作国:ノルウェー・スウェーデン
カラー/1時間35分


<採点>
79点

<ストーリー>
1950年代初頭の北欧。ノルウェーの田舎に住む、年老いたひとり暮らしの男の元へ、スウェーデンの「家庭研究所」から調査員がやってくる。
調査の目的は、”独身男性の台所での行動パターン”を観察するためだ。台所の隅に、男を見下ろす奇妙な監視台が設置される。
調査される男と調査員の間には、「お互い会話にしてはならない」「いかなる交流ももってはいけない」などのルールが決められていた。最初は気を許さないふたりだったが、観察生活が続くうちに、男の生活に少しずつ変化が生まれてゆく・・・。

<感想>
「いい映画に出会えた」話の途中で、そう思いました。こういうの、好きな系なんですよね。なんていうか、淡々としたスローライフ映画が。
老人と、中年男がのんびりと友情を育んでいくんですけど、これがお二人ともはまっていて仕草や表情や行動が、微笑ましくて、なんだか可愛いんです。
静かで暖かくて、笑いのスパイスも忘れずに、色んな思いを含んで幕をとじてゆく。良かったです。ドアの開く音・監視台を上る音・歩いて床がきしむ音・雪を踏みしめる音、そんな些細な日常の音が、1つのアクセントとして、この映画を引き立たせてるかもしれないですね。
とりあえず、買いたいDVDリストに加えられましたね。話自体もあるようで、ないような感じですよね。自分のお家のキッチンで、見知らぬ男が高い位置から監視しているんですから w  

歳を重ねるにつれ、親友というのは作りにくくなっていくのかもしれません。今いる友達だけで十分だって気持ちがあるかもしれないし。今更…って思ってしまったり。新しい友人が出来ても、深くならなかったり、少し壁をつくってしまったり。きっと、そういう事ってあると思うんですよね。
やっぱり、連れ添った月日が長くって、過去の出来事も知っていて、自分の事を誰より分かってくれる。それは本当に大切な親友です。この先もずっと、そんな関係を続けていきたいです。そんな友達って、きっと何よりの宝物的存在なんだろうなと思います。
だけど、月日だけが問題じゃないんですよね。友達って年齢なんて関係ない。この映画を見て、気付かされました。突然なんらかの運命で、感覚的に、言葉のいらない友が出来る。ありきたりのような奇跡。そんなものをこの先の人生で、しっかりとつかんでいきたいなぁと思いました。

いつまでも胸にそんな感情を残し、ゆっくりとゆくっりと…
それも、1つの幸せの形だと思いました。
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by amaki_ichigo | 2005-03-12 01:34 | DVD