2005年 03月 08日
白いカラス
<キャスト> ニコール・キッドマン (「めぐりあう時間たち」) アンソニー・ホプキンス (「レッド・ドラゴン」) エド・ハリス (「ビューティフル・マインド」) <スタッフ> 監督:ロバート・ベントン(「クレイマー・クレイマー」) 製作:ゲイリー・ルチェッシ(「ミリオンダラー・ベイビー」) 音楽:レイチェル・ポートマン(「スモーク」) 原作:フィリップ・ロス(「ヒューマン・ステイン」) 製作年:2003年/製作国:アメリカ カラー/1時間46分 <採点> 74点 <ストーリー> 1998年、米マサチューセッツ州。名門アテナ大学の学部長コールマンは、ユダヤ人初の権威ある古典教授だった。だがある日の講義中に発した“スプーク”という一言が黒人学生への差別発言として波紋を呼び、辞職に追い込まれる。更にはこれにショックを受けた妻が間もなく亡くなってしまう。 それ以来、怒りと失意の日々を送るコールマン。そんな彼はある時、フォーニアという若い掃除婦と出会い、恋に落ちる。夫の暴力から逃げている彼女は辛い過去を背負っていた。やがて、コールマンは妻にさえひた隠しにしていたある秘密を彼女に打ち明けようと決意する。 <感想> テーマは重いですね。こういった映画ばかり見ていると息がつまるけど、たまには見るべきかもしれません。ただ、人種差別やドメステッィク・バイオレンスなど、他にも色んなテーマが盛り込まれてるのに、人種差別以外あまり印象に残らなかったです。 登場人物に無理やり不幸を背負わしたような感じですね。人種差別だけに重点を置いた方が、見る側も、何がいいたいのか?ってのを理解しやすかったんじゃないかな? 「白いカラス」という邦題はうまいですね。原題は「THE HUMAN STAIN」。人間の傷という意味です。きっと原作を読んでみると、もっといいのかもしれません。 二コール・キッドマンの演技は「めぐりあう時間たち」の方が、断然よかった気もしました。 人それぞれ、どこでどんな荷物を背負うことになるのか分かりません。生まれながらだったり、生きていく過程でだったり、突然の事故だったり… そこで、その荷物をどうするか。この映画は結局そんなことを言いたかったのかな? 人種差別は深刻な問題だけど、差別する側だけでなく、される側にもその痛みを増強する心があるんだなと。人間は、悲しみをさらに悲しみに追い込む時があって、それが色んなトラウマになったり、心が臆病になっていったりと、さらに問題を抱えていくんですね。 悲しみは量れない。だけど、1人抱え込むのはやっぱり切ない。僕らには、痛みを分け合える恋人や家族や友人が必要なんですね。
by amaki_ichigo
| 2005-03-08 07:58
| DVD
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公開中だけでなく、DVDで見た映画なども紹介&感想&採点していきます参考までにですが、平均は70点くらいです☆☆80点を超える映画は、今まで数本しかありませんヽ('ー')
メモ帳
雨樹一期 *特別な毎日*
* レビュー * 嫌われ松子の一生 82点 プライドと偏見 74点 キング・コング 82点 ALWAYS 三丁目の夕日 90点 ターミナル 76点 恋の門 51点 歓楽通り 61点 コントロール 73点 サイドウェイ 79点 バタフライ・エフェクト 79点 シン・シティ 77点 恋に落ちる確率 77点 シンデレラマン 78点 SURVIVE STYLE5+ 52点 チャーリーとチョコレート工場 83点 ふたりにクギづけ 78点 過去のない男 55点 Ray/レイ 78点 ランド・オブ・ザ・デッド 59点 ソウ 80点 父、帰る 69点 69 sixty nine 77点 アイランド 74点 この森で、天使はバスを降りた 86点 Mr.インクレディブル 83点 世界でいちばん不運で幸せな私 78点 宇宙戦争 69点 デッドベイビーズ 78点 アップタウン・ガールズ 71点 下妻物語 76点 世界の中心で愛を叫ぶ 69点 フォーガットン 52点 ミリオンダラー・ベイビー 82点 茶の味 82点 砂と霧の家 74点 24-TWENTY FOUR-シーズン2 79点 コーラス 85点 マルティナは海 51点 列車に乗った男 77点 スイミングプール 70~77点 パッション 60点 バティニョールおじさん 75点 キッチン・ストーリー 79点 白いカラス 74点 セルラー 75点 カテゴリ
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