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白いカラス
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<キャスト>
ニコール・キッドマン (「めぐりあう時間たち」)
アンソニー・ホプキンス (「レッド・ドラゴン」)
エド・ハリス (「ビューティフル・マインド」)

<スタッフ>
監督:ロバート・ベントン(「クレイマー・クレイマー」)
製作:ゲイリー・ルチェッシ(「ミリオンダラー・ベイビー」) 
音楽:レイチェル・ポートマン(「スモーク」)
原作:フィリップ・ロス(「ヒューマン・ステイン」)
製作年:2003年/製作国:アメリカ
カラー/1時間46分


<採点>
74点

<ストーリー>
1998年、米マサチューセッツ州。名門アテナ大学の学部長コールマンは、ユダヤ人初の権威ある古典教授だった。だがある日の講義中に発した“スプーク”という一言が黒人学生への差別発言として波紋を呼び、辞職に追い込まれる。更にはこれにショックを受けた妻が間もなく亡くなってしまう。
それ以来、怒りと失意の日々を送るコールマン。そんな彼はある時、フォーニアという若い掃除婦と出会い、恋に落ちる。夫の暴力から逃げている彼女は辛い過去を背負っていた。やがて、コールマンは妻にさえひた隠しにしていたある秘密を彼女に打ち明けようと決意する。

<感想>
テーマは重いですね。こういった映画ばかり見ていると息がつまるけど、たまには見るべきかもしれません。ただ、人種差別やドメステッィク・バイオレンスなど、他にも色んなテーマが盛り込まれてるのに、人種差別以外あまり印象に残らなかったです。
登場人物に無理やり不幸を背負わしたような感じですね。人種差別だけに重点を置いた方が、見る側も、何がいいたいのか?ってのを理解しやすかったんじゃないかな?

「白いカラス」という邦題はうまいですね。原題は「THE HUMAN STAIN」。人間の傷という意味です。きっと原作を読んでみると、もっといいのかもしれません。
二コール・キッドマンの演技は「めぐりあう時間たち」の方が、断然よかった気もしました。

人それぞれ、どこでどんな荷物を背負うことになるのか分かりません。生まれながらだったり、生きていく過程でだったり、突然の事故だったり…
そこで、その荷物をどうするか。この映画は結局そんなことを言いたかったのかな? 人種差別は深刻な問題だけど、差別する側だけでなく、される側にもその痛みを増強する心があるんだなと。人間は、悲しみをさらに悲しみに追い込む時があって、それが色んなトラウマになったり、心が臆病になっていったりと、さらに問題を抱えていくんですね。
悲しみは量れない。だけど、1人抱え込むのはやっぱり切ない。僕らには、痛みを分け合える恋人や家族や友人が必要なんですね。
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by amaki_ichigo | 2005-03-08 07:58 | DVD